No.345 獣の国の宗教支配
テキスト:黙示録13:1 また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。これには十本の角と七つの頭とがあった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。
2 私の見たその獣は、ひょうに似ており、足は熊の足のようで、口はししの口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と位と大きな権威とを与えた。
3 その頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが、その致命的な傷も直ってしまった。そこで、全地は驚いて、その獣に従い、
4 そして、竜を拝んだ。獣に権威を与えたのが竜だからである。また彼らは獣をも拝んで、「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう。」と言った。
5 この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活動する権威を与えられた。
6 そこで、彼はその口を開いて、神に対するけがしごとを言い始めた。すなわち、神の御名と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちをののしった。
7 彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され、また、あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。
8 地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、世の初めからその名の書きしるされていない者はみな、彼を拝むようになる。
9 耳のある者は聞きなさい。
10 とりこになるべき者は、とりこにされて行く。剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければならない。ここに聖徒の忍耐と信仰がある。
11 また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。
12 この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。
13 また、人々の前で、火を天から地に降らせるような大きなしるしを行なった。
14 また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。
15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。
16 また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。
17 また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。
18 ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。”
本日は、「獣の国の宗教支配」という題で、メッセージしたいと思います。
終末の日に起きる獣の国、アメリカ主導のキリスト教会の変質、及び、背教を見ていきたいと思います。
順に見ます。
”1 また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。これには十本の角と七つの頭とがあった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。”
この一匹の獣、終末に現れる獣は、新しい国、まさに終末のために用意された国である、
アメリカではないかと私は理解しています。「その角には十の冠があり」と書かれているように、このアメリカは単独で動くのではなく、他のヨーロッパの国々を10本の指のように使いこなします。
”2 私の見たその獣は、ひょうに似ており、足は熊の足のようで、口はししの口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と位と大きな権威とを与えた。”
ひょう、熊、獅子は全て「人」すなわち、息=聖霊により生きるクリスチャンを殺す動物です。
このアメリカ、獣の国こそ、終末のクリスチャンの「息の根」をとめるために、用意された国です。
全て、主につく人々は、この国の方針に注意しなければなりません。
また、全てのこの国主導のキリスト教神学、教理、リバイバル運動に注意しなければなりません。
また、「カルトに注意」などといいながら、実は怪しいことをいう人のわなに乗ってはいけません。
この国こそ、竜、悪魔から、「力と位と大きな権威とを与え」られた国であり、この国発の偽りには、人知を超えたものがあり、主につかない人、主に助けを求めない人は皆惑わされていきます。
”3 その頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが、その致命的な傷も直ってしまった。そこで、全地は驚いて、その獣に従い、”
国が「打ち殺された」とは何をさすのでしょう?
普通に考えれば、戦争、攻撃を受けるというようにしか考えられません。
そして恐らくそれは、そうなのでしょう。
この国は近い将来、大きな攻撃を受けるでしょう。それは、恐らく核による攻撃かもしれません。
この時、淫婦バビロンへの裁きとして、表現される、黙示録の預言が実現するのでしょう。
この日、主につかず、獣化した、この国の自称クリスチャン達が裁かれるようになります。
以下の淫婦バビロンへの預言はこの日、この一瞬、すなわち、アメリカが(恐らく)核攻撃を
受ける日に成就するのでしょう。
この国への裁きに関して、一日、一瞬ということばが使われていることに注目して下さい。
”黙示録18:8 それゆえ一日のうちに、さまざまの災害、すなわち死病、悲しみ、飢えが彼女を襲い、彼女は火で焼き尽くされます。”
”力強い都、バビロンよ。あなたのさばきは、一瞬のうちに来た。”
”17 あれほどの富が、一瞬のうちに荒れすたれてしまった。”
国が特にアメリカのように大きな国が一日、一瞬のうちに滅びるなどということは、かつての
時代には、考えらなかったのですが、しかし今はそうでもありません。
現代の核兵器はこれを可能にします。
このようにして、バビロン、アメリカは打ち殺されたかのような被害を受けるのですが、
しかし、ほどなくして、この国の主要機能は復活してきます。
何故なら、この攻撃もまた、復活劇も文字どおり、劇であり、前もって計画されたものだからです。
その日のために、国の政府機関等は前もって、地下の核爆弾の及ばないところに、
分散、また、陰の政府、すなわち、その災害の日のための行政機構を前もって準備しておくので、とどこおりやもたつきがないのです。田中宇さんによれば、既にアメリカには「攻撃時を想定した影の政府」さえ設立ずみとのことです。
角笛によれば、例の」9.11テロと称される事件も怪しい事件であり、当日何故だか、某民族の
社員は一斉に休暇をとり、4000人ものゆたや人は、前もって逃げ出しています。
これを見ても、この事件を誰が本当は、準備したのか、真の犯人は誰かわかろうというものです。
これから起きようとする、アメリカの滅亡、復活劇も真の犯人は、もう今からわかっているようなものです。何でそんな早く、アメリカが復活できるのか?それは、この滅亡も復興も前もって計画、準備されたものだからです。
「そこで、全地は驚いて、その獣に従い」
しかし、この復活劇の後、世界はますますこの獣の国に牛耳られるようになるでしょう。
彼等に属する人々は、政治家といわず、宗教家といわず(某法皇)、キリストの復活に対抗したいためか、復活劇や、撃たれたふりがうまいです。しかし、こんな劇を本当と思い込むようでは、大人といえません。
”4 そして、竜を拝んだ。獣に権威を与えたのが竜だからである。また彼らは獣をも拝んで、「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう。」と言った。”
竜は悪魔であり、この獣の国、アメリカの復活劇の裏には悪魔の悪知恵があります。
そして、世界の多くの国、人々はこの復活劇を通して、ますます、獣の国のいいなり、また、
信望を強めるようになります。彼等は真の神を知ろうとしないため、偽りに惑わされていきます。
”5 この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活動する権威を与えられた。”
この復活劇の後がこの獣の国、アメリカの本領発揮ということでしょうか。この国は、「ごうまんなことを言い」ます。すでにアメリカは独立国である、イラクに対して、あらゆる難題を押し付け、えらそうなごう慢なことを言っています。国連など、あってなきがごとしという態度です。更にごう慢になるのでしょうか。
けがしごととは、要するに冒涜的なことをいうということでしょう。
アメリカはすでに神の律法を汚し、おかすあらゆる、冒涜的なことに満ちています。
「殺すなかれ」との十戒に背き、他国民を殺し続け、世界の総軍事費の40%をも一国で占める異常な、軍事大国、要するに殺人大国になりあがっています。また、ほんの200年の短い歴史の間に何と200回もの戦争を起こした血に飢えたような、殺人狂の国です。
自由をまもるため、世界の警察などと勝手な自分で考え出したスローガンをかかげていますが、歴史を調べればこの国の歴史は、罪なき民の血に彩られていることがわかるでしょう。
また、中絶(生まれる前に人を殺す)だの安楽死だのあらゆる形態の殺人はこの国主導でさかんに行われています。
現在の世界でもっとも「殺すな」との戒めを馬鹿にし、破る国、それは全世界の武器総生産の半分以上を一国で生産し、占める、「殺人を飯の種にする国」アメリカ以外ありません。
また、聖書は「姦淫するな」「妻を離縁するな」と語りますが、その十戒、イエスの教えは、他でもない、この国、キリスト教国といわれているアメリカでもっともはなはだしく、
犯され、冒涜されています。また、あらゆる、「姦淫を奨励する」かのような、映画、演劇、テレビはこの国においてこそ、もっとも活発に製作されています。世界でもっとも「姦淫に関する罪を積極的に犯す国」は、仏教国でも、イスラム教国でもなく、「キリスト教国」であるということになっている、アメリカであることを知りましょう。
「姦淫するな」との教えを積極的に馬鹿にし、この教えを冒涜し続けている世界でもっとも「姦淫を奨励する国」は何と言ってもアメリカなのです。
とりあえず、十戒のうち、2つの教えだけをとりあげ、見てみました。他の教えに関しても同じような話であることがわかるでしょうが、きりが ないのでやめます。
しかし、この国主導のけがし言は許されており、また、この国主導の艱難時代はこれから始まろうとしています。
「四十二か月間活動する権威を与えられた。」
この四十二か月とは、他でもない有名な3年半の大艱難時代のことです。
この期間に関して、聖書の中で多くのことばで取り扱い、語っています。
ことばも1260日、3年半、42ヶ月、ひとときとふたときと半とき、等多くの表現があります。
聖書がこの期間に関して前もって預言、予告していることは全てこの時に成就すると思ってよいでしょう。
すなわち三年半の主の生涯で起きたできごと、現代の律法学者、バリサイ人、祭司長による、「油注がれた者」への迫害はこの期間に再現し、成就するでしょう。
また、他の三年半の預言、たとえば、エリヤの時、三年半の間、天が閉じ、雨が降らなかった預言も成就し、再現するでしょう。雨は聖霊の働きのたとえであり、雨、すなわち、聖霊の働きが教会内でとどめられる、その三年半があるでしょう。しかし、そのような中でもツアレフアテのやもめ、すなわち、残りの者においては主の守りがあります。「そのかめの粉は尽きず、びんの油はたえない」すなわち、主につく人々には、麦の粉、みことばは絶えず、びんの油、聖霊の働きがたえることはないでしょう。
さて、一つ知らなければならないことがあります。それは、この大艱難時代の主役は、この獣の国であるということです。またこの艱難、迫害の主導者もこの獣の国なのです。
ですから、私達はこの獣の国、アメリカの動向に注目しなければなりません。特にキリスト教会に対する戦略、方法をみわけなければなりません。
あらゆる種類のこの国発のキリスト教会破壊の働きが始まっています。
たとえば、奇跡、復活を否定するトンデモ神学をこの国の神学校発で普及させる。
ベニーヒン等の悪霊の器を浸透させる。
カソリックとプロテスタントの合同を目指すエキュメニカル運動を推進する。
等、この国は教会破壊のために働いています。
この国は今、聖書でいう大艱難時代に向けて動いており、聖徒の迫害をめざしています。その目的、対象は、主につく、みことばを行おうとする人々です。
”6 そこで、彼はその口を開いて、神に対するけがしごとを言い始めた。すなわち、神の御名と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちをののしった。”
「幕屋、すなわち、天に住む者たち」と書いてあるからといって、天国に住む人々のことではありません。
「キリストとともに天に座す」といわれた主につく人々のことです。
全てのクリスチャンが迫害されるわけではなく、ただ、天に住む者、すなわち、この地には住まない人々、地や世につかない人々が迫害されます。
アメリカあたりでは、今、主につく信仰的な人々、福音的な人々、聖書の教えに忠実な人々に対して、「カルトだ」とか、「極端だ」とか、「原理主義者」「バイブルカルトspiritual abuse(「信仰という名の虐待」と訳すのか)等、巧妙な非難が浴びせられようとしています。これらは例の色の白い偽ユダヤ人がしかけた偽りの非難ですが、盲人クリスチャンはこれに乗せられているようです。
”7 彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され、また、あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。”
彼とは獣の国、アメリカのことです。ですから、この国は、聖徒たち、すなわちクリスチャンに「戦いをいどんで打ち勝つことが許され」ているのです。
それで、この国発の冒涜的な神学、獣のリバイバルは世界を席巻するようになったのです。
これを許したのは神であり、これは終末の日の教会への裁きの一環です。
また、この獣の国が「また、あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。」のです。
これは二面の意味あいがあるように思えます。
一面は、この獣の国、アメリカが全世界の国を席巻するという意味であり、これは今、文字どおり実現しています。
知る人ぞ知ることですが、この国は全世界を支配しています。
ソ連はアメリカの敵国、などとは、単なるつくり話であり、実際は、この共産主義革命スタッフの90%以上を占めるユタヤ人により建てられた国であり、この共産主義国といわれる国は
ニューヨークの銀行家立野財政支援により、設立されたのです。ですから、この国も実際は
獣の国、米国に支配されているのです。アメリカの軍隊がロシア国を支配しているかどうかは、問題ではありません。実質がどうかということが問題です。
日本や韓国も独立国のように見えますが、その実体、政治は、アメリカ主導であり、アメリカが推進する政策を盲目的に行うようになっています。
実質はこの日本も米国が支配しているのです。
さて「あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。」とのことばのもう一面は、あらゆるキリスト教宗派を支配する
という意味ともとれます。このことも実現しつつあります。アメリカはあらゆるキリスト教宗派の支配を強めつつあります。この国発のエキュメニカル等の偽りは全世界の教会に及びます。
”8 地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、世の初めからその名の書きしるされていない者はみな、彼を拝むようになる。”
ここに「小羊のいのちの書」のこと、すなわち、永遠の命にかかわることが書かれています。
ですから、この国発の偽りに従うか否かは、それぞれのクリスチャンの永遠の命にかかわることがらとなります。
”9 耳のある者は聞きなさい。”
このことは奥義です。すなわち、アメリカ主導の偽りに従うか否かが、永遠の命を決定するなどということは、普通の考えでは受け入れられないものです。「耳のある者」にしか、理解できないことがらなのです。
”10 とりこになるべき者は、とりこにされて行く。剣で殺す者は、自分も剣で殺されなければならない。ここに聖徒の忍耐と信仰がある。”
とりこは罪のとりこのことのようです。「罪のとりこ」となっている人はこの国発の偽り、
欺瞞を見抜くことができません。偽り、惑わし、背教に陥っていきます。剣で殺す者は、御霊の剣、みことばと関係あることばです。すなわち、偽りのみことばの解釈、剣で殺す者となっていくなら、剣、すなわち、惑わしの教理を見抜くことができないということでしょう。
既に獣の国においては、福音的な主につく人々に対する「カルトよばわり」「あの教会はカルト化していると非難する」等、巧妙な攻撃が始まっているようです。
愚かな偽りの教理を喜んでいる人々はこのようなミエミエの偽りさえ、見抜くことができず、
偽りや偽善、主につくクリスチャンへの攻撃に加担していくのでしょう。
彼等の報いは永遠です。永遠?もちろん永遠の裁きについて言っているのです。
「ここに聖徒の忍耐と信仰がある」
主につく人々はこの獣の国主導の巧妙なカルト非難に悩まされるでしょう。
正しい道を外れる誘惑にかられる人々もいるでしょう。
しかし、それゆえ、聖書は、「ここに聖徒の忍耐と信仰がある」と書いてあることを知りましょう。
あの偽ゆたや人、色の白いユタヤ人主導の偽りに乗せられてはいけません。
これらのこと、「カルト非難」を私は前もって語っておきます。
時が来たら思い出して下さい。
”11 また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。”
さてここで別の獣が登場します。先の獣は明らかに国をさし、具体的には、アメリカ
をさしているように思えます。この後の獣は国というより、宗教的なものです。具体的には、教会をさすと思われます。「小羊のような」とは明らかに教会、クリスチャンらしい外見があることをさしています。
「二本の角」とは教会の2つの要素、カソリック、プロテスタントをさすのでしょうか。
旧約の神の民もイスラエル、ユダの二国にわかれていたように、今の教会も2つにわかれています。
さて、問題はこの教会、終末の教会が何と獣化してしまったということです。また「竜のようにものを言」うということです。
教会が獣化するなんてそんなことがあるはずはない、という意見もあるかもしれませんが、
そうでもありません。今の教会の現状を見る目があり、聞く耳があるなら、もう既に教会は相当「獣化」していることがわかるでしょう。
獣のリバイバル、悪霊の第三の波は教会に浸透しており、「進化論を認める」すなわち、
人間は獣から、進化した、人間も獣と同じとでもいいたい、獣法皇はカソリックの法皇の座についています。
”竜のようにものを言った。”
竜は悪魔であり、教会は獣化し、ついに主なるキリストのことばを語るというより、
竜のようなことを言い出すようになります。
「キリストは復活しなかった」「奇跡はない」「仏教徒もヒンズー教徒も救われる」などと、
今教会が語りつつあることは聖書のことばをまさに、竜、悪魔のことばです。
”12 この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。”
「この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。」とはどういう意味か?
繰り返しますが、最初の獣は、国をさしており、具体的には、私の理解では、アメリカのことです。また後者の獣は国や政治的な存在というより、宗教組織、すなわち、キリスト教会です。
ですから、ここで書かれているのは、世界的な統一された教会、恐らくエキュメニカルな統一をなしとげた教会の姿です。カソリック、悪霊マリヤを拝し、「キリストと共同のあがない主マリヤ」などとの冒涜的な教理を掲げるカソリックを盟主とするエキュメニカル教会、全世界規模の統一教会は、盲人の目には、「和合、一致の理想教会」なのでしょうが、神の前には、単に「獣」であり、竜のようにものを言う存在であることを知りましょう。
こんな冒涜教会に入れないから、除外されたからといって、ひがむ必要は皆無です。
この獣教会は全ウリスチャンに対して権威を持ちます。その権威の由来は、獣の国アメリカ
の権威、ゴリ押しです。何様かのように偉そうにアフガン、イラクを攻撃するこの獣の国は、その次のステップとして、宗教界、特にキリスト教会に干渉を始め、主導して、世界統一教会推進を始めるのでしょう。そして、その権威に全てのクリスチャンは従わざるをえない、そんな感じになるのでしょう。
これは、ダニエル書に記されているバビロン王の権威の再現です。かつての日、バビロンの住民は皆ネブカデネザル王の権威に従わざるを得ませんでした。王の建てた像への礼拝を拒めなかったのです。
同じことが現代のバビロン、アメリカを通して再現されるでしょう。「地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。」とはこのことをさすと思われます。
”13 また、人々の前で、火を天から地に降らせるような大きなしるしを行なった。”
火は、霊の火でしょう。悪霊を下すしるしを行うのでしょう。しかし、偽善的な人々はこのような悪霊からのものをも見抜けず、神のわざと錯覚し、だまされていくのでしょう。
”14 また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。”
「しるし」とは、かつてペンテコステの日にペテロ達が行った「しるしと不思議」と関係したことがらです。いわゆる聖霊(本当は悪霊)のしるしのことです。この悪霊の惑わしに「地上に住む人々」すなわち、この世につくクリスチャンは惑わされていくでしょう。否、すでに惑わされています。
「金粉、金歯のリバイバルを求めて」集っている人々がまさにそれです。
「剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣」このことばには2重の意味あいがあるかもしれません。
最初の意味あい、それは、この獣の国、アメリカ国の滅亡、再生です。
アメリカは大規模な核攻撃を受けるでしょう。そして、その後復活するでしょう。
本当は、攻撃も、復活も始めから計画された「やらせ」なのですが、知らない人は、
本気にして、「やっぱり、アメリカはすごい」ということでびっくりしてしまうのです。
もう一つの意味あい:
剣はみことばに関することばです。もしかすると、これから、この獣の国主体の偽りの教理に対して大規模な反論、論戦が始まるのかもしれません。そして、獣とその冒涜神学、冒涜の霊に追随する者達が大きな攻撃を受け、くつがえされてくるのかもしれません。しかし、結局、獣の神学が勝利をおさめる、偽りを教会は
採択するようになる、それをさすのかもしれません。
「獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。」
これは何を意味しているのでしょう?
「像」と訳されている原語は、以下でも使われています。
コリント人への手紙第一 11:7 男はかぶり物を着けるべきではありません。男は神の<似姿>であり、神の栄光の現われだからです。
コリント人への手紙第二 3:18 私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じ<かたち>に姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。
コリント人への手紙第二 4:4 そのばあい、この世の神が不信者の思いをくらませて、神の<かたち>であるキリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているのです。
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これらの箇所では、「像」と訳されていることばがいずれも「人間」に関連して使われています。
すなわち、「男は神の似姿」とは、人間の男についてのことであり、「主と同じかたち」になるのは、我々クリスチャンのことであり、「神のかたち」とは人としてのイエスキリストのことです。
ですから、黙示録でいわれる「像」とは人をさす可能性が高いのです。
「獣の像を造る」と書いてありますが、獣はアメリカとするなら、アメリカの意志を体言する
人、獣の意志を教会内で実現、実行する人を全世界的な規模の統一教会の中で選べ、定めよということかもしれません。
彼は選ばれた後、必ず、獣の意志を行います。すなわち、主がその血をもってあがなった
教会はこの日、全体として、一致してキリストへの背信、冒涜を選ぶようになるのです。
”15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。”
「息を吹き込む」は、創世記に書かれたアダムに神が息を吹き込み、それにより、人が生きたものとなったとの記述と関連しています。この息は聖霊ではなく、悪の霊です。「獣の像がもの言う」とは、獣の働き人がメッセージを(教会で)することをさすのでしょう。ベニーヒンみたいな悪霊の器が教会でメッセージすることを推進、強制していくのです。
「獣の像を拝まない者をみな殺させた」ということですから、この手の働き人に異義を唱える人は、いずれ、「カルト呼ばわり」され、迫害、殺害の対象になっていくということでしょうか。
もうすでに彼等のでっちあげ、「イスラム原理主義者は危険」との嘘は多くの人が信じるようになっています。そのうち、彼等の最後の望み、キリストにかたくつく者達を攻撃するための、「キリスト教原理主義者への批判、カルト呼ばわり」が始まるのでしょう。
”16 また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。”
このことばには2重の意味あいがあると思われます。
聖書は、「表にも裏にも文字が書かれた巻き物」なので、その意味あいは一面だけでなく、隠れた意味あいもあるのです。
1:文字どおり世界中の人に、刻印を受けさせる。
現在、コンピューター、周辺ドライブ等へIPアドレスを割り振ること、、また全ての製品に番号をふる、ユビキタスとかいう、動きが始まっています。また、既に日本でも国民総背番号制、住基ネットなどが施行され、全ての人に番号がふられています。
あとは、その番号をそれぞれの人の体に直接「刻印」すればよいだけです。
2:もう一面は、全てのクリスチャンに獣の印、獣の霊を降り注ぐことです。
”17 また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。”
ここも2面があります。
1面は、文字どおり、刻印を受け、体にIPアドレスのような番号を刻印された人以外、物の売買ができない世界がくるということ、もう一面はクリスチャンに関することです。
すなわち、獣の奉仕者以外、教会で奉仕できない日がくるのです。「売り買い」は、
「(イエスにより)血により買い取られた」といった表現と同じ原語が使われています。
"18 ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。”
666は一面、コンピューターをさすゲマトリアです。コンピューターを中心とした、管理社会を予表しているのでしょうか。また、聖書的には、666はソロモンの記述とともにでてきます。
ソロモンは聖霊のたとえです。ですから、霊にかんすることだとわかります。悪霊の刻印なのです。
ここに書かれていることが、終末の日の獣の国の対クリスチャンへの戦略です。
獣は、人を食う獣であり、クリスチャンを殺し、命、永遠の命を奪うために用いられます。
この戦いに勝ち、永遠の命を獲得しましょう。
終末における主のみこころを行いましょう。
ー以上ー